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個人の町民税を納める人は、次のとおりです。
納税義務者 | 納めるべき税額 |
---|---|
町内に住所がある個人 | 均等割額+所得割額+森林環境税 |
町内に住所はないが事務所、事業所または家屋敷のある個人 | 均等割額 |
①均等割も所得割もかからない人
②所得割がかからない人
前年中の総所得金額等が、次の算式で求めた額以下の人
※①、②でいう扶養親族には、16歳未満の人も含まれます。
種別 | 標準税率 |
県民税(年額) | 1,500円(うち森林環境税相当額500円※) |
町民税(年額) | 3,000円 |
※荒廃した森林の再生や、県民参加型の森林づくりの推進のため、福岡県は平成20年より森林環境税を導入しました。
給与等の収入金額の合計額 | 給与所得の金額 | |
---|---|---|
550,999円まで | 0円 | |
551,000円~1,618,999円まで | 550,000円を控除した金額 | |
1,619,000円~1,619,999円まで | 1,069,000円 | |
1,620,000円~1,621,999円まで | 1,070,000円 | |
1,622,000円~1,623,999円まで | 1,072,000円 | |
1,624,000円~1,627,999円まで | 1,074,000円 | |
1,628,000円~1,799,999円まで | 給与等の収入金額の合計を「4」で割って1,000円未満の端数を切り捨ててください。 (算出金額:A) |
「A×2.4+100,000円」で求めた金額 |
1,800,000円~3,599,999円まで | 「A×2.8-80,000円」で求めた金額 | |
3,600,000円~6,599,999円まで | 「A×3.2-440,000円」で求めた金額 | |
6,600,000円~8,499,999円まで | 「収入金額×0.9-1,100,000円」で求めた金額 | |
8,500,000円以上 | 「収入金額-1,950,000円」で求めた金額 |
公的年金等に係る雑所得の速算表
(ア)×(イ)-(ウ)=公的年金等に係る雑所得の金額
年齢区分 | 公的年金等の収入金額の合計額(ア) | 割合(イ) | 控除額(ウ) |
---|---|---|---|
65歳未満の人 | 1,300,000円未満 | 100% | 600,000円 |
1,300,000円以上4,100,000円未満 | 75% | 275,000円 | |
4,100,000円以上7,700,000円未満 | 85% | 685,000円 | |
7,700,000円以上 | 95% | 1,455,000円 | |
65歳以上の人 | 3,300,000円未満 | 100% | 1,100,000円 |
3,300,000円以上4,100,000円未満 | 75% | 275,000円 | |
4,100,000円以上7,700,000円未満 | 85% | 685,000円 | |
7,700,000円以上 | 95% | 1,455,000円 |
65歳未満かどうかは、その年の12月31日の年齢によります。
〔計算例〕
67歳で、公的年金等の収入金額が350万円あるとすると、公的年金等に係る雑所得の金額は、
3,500,000円×75%-275,000円=2,350,000円
所得控除は、納税者に配偶者や扶養親族があるかどうか、病気や災害などによる出費があるかどうかなどの個人的な事情も考慮して、その納税者の実情に応じた税負担を求めるために所得金額から差し引くことになっているものです。
種類 | 控除額 | |
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雑損控除 |
次のいずれか多い金額
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医療費控除 ※詳しくはこちら |
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社会保険料控除 | 支払った額 | |
小規模企業共済 等掛金控除 |
支払った額 | |
生命保険料控除 |
1.新契約(平成24年1月1日以降契約したもの) ア 12,000円以下のとき……………………全額 イ 12,000円超32,000円以下のとき………支払金額の1/2+6,000円 ウ 32,000円超56,000円以下のとき………支払金額の1/4+14,000円 エ 56,000円超のとき………………………28,000円 2.旧契約(平成23年12月31日までに契約したもの) ア 15,000円以下のとき……………………全額 イ 15,000円超40,000円以下のとき………支払金額の1/2+7,500円 ウ 40,000円超70,000円以下のとき………(支払金額の1/4+17,500円 エ 70,000円超のとき………………………35,000円 一般生命保険料、介護医療保険料及び個人年金保険料について、それぞれ上の算式により計算した控除額の合計額(限度額70,000円) 一般生命保険料又は個人年金保険料については、新契約と旧契約の双方について控除の適用を受ける場合、新契約と旧契約それぞれ上の算式により計算した控除額の合計額(限度額28,000円) |
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地震保険料控除 |
1.支払保険料のすべてが地震保険契約等に係るものである場合 支払った保険料が ア 50,000円以下の場合…………………支払った保険料の2分の1 イ 50,000円を超える場合…………………………………25,000円(上限) 2.支払保険料のすべてが旧長期損害保険契約等に係るものである場合 支払った保険料が ア 5,000円以下の場合………………………支払った保険料の全額 イ 5,000円を超え15,000円以下の場合 (支払った保険料の金額の合計額)×2分の1+2,500円 ウ 15,000円を超える場合……………………………………10,000円 3.支払保険料のうちに、地震保険契約等に係るものと旧長期損害保険契約等に係るものとがある場合 1.及び2.に準じて計算した金額の合計額…………限度額25,000円 |
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障害者控除 | 障がい者である納税義務者、控除対象配偶者及び扶養親族1人につき260,000円
(特別障がい者については、300,000円、同居の特別障がい者については530,000円)
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寡婦控除 |
納税義務者が寡婦である場合には…………………………260,000円 (離別の場合は扶養親族を有していること) |
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ひとり親控除 | 納税義務者がひとり親である場合には…………………………300,000円 (子である扶養親族を有していること) |
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勤労学生控除 | 納税義務者が勤労学生である場合には……………………260,000円 | |
扶養控除 |
扶養親族1人につき…………………………………………330,000円 (平成24年度分から16歳未満の扶養親族(年少扶養親族)に係る扶養控除(330,000円)が廃止) ただし、扶養親族が19~22歳である場合には………………450,000円 70歳以上である場合には…………………………380,000円 納税義務者またはその配偶者の直系尊属で、同居している70歳以上の扶養親族は1人につき ………………………………………450,000円 |
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基礎控除 |
前年中の合計所得金額が2,400万円以下の場合.....................430,000万円 |
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所得金額調整控除 |
下記に該当する場合、給与所得から所得金額調整控除が適用されます。 (1)給与等の収入金額が850万円を超え、次の1から3のいずれかに該当する場合 (2)給与所得金額及び公的年金等に係る雑所得金額の両方があり、その金額の合計額が10万円を超える場合
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個人住民税の所得割の税率は10%(町県民税6%・県民税4%)です。
所得金額 - 所得控除額 = 課税所得金額(1,000円未満切捨)
課税所得金額 × 税率 - 税額控除 = 所得割額
一定の要件を満たすものについて、算出された税額からさらに税額が控除されます。
平成19年に実施された税源移譲により、個人住民税所得割の税率を一律に10%にすることに伴い、所得税の税率も4段階から6段階に変わりました。これは、個人住民税と所得税を合わせた税率が、税源移譲前と変わらないようにするためです。
しかし、個人住民税と所得税では、配偶者控除や扶養控除などの人的控除額に差があります。そのため、控除額を引いた後の課税所得は、所得税より個人住民税の方が高くなってしまいますので、税率を変更しただけでは税負担が増えてしまいます。このような負担増を調整するため、納税者の人的控除の適用状況に応じて、個人住民税所得割額の減額措置が設けられています。
1.2.どちらかの額を個人住民税所得割額より減額する。
1.個人住民税の課税所得金額が200万円以下の人
(1)と(2)のいずれか小さい額の5%(町民税3%・県民税2%)
(1)人的控除額の差の合計額
(2)個人住民税の課税所得金額
2.個人住民税の課税所得金額が200万円超の人
{人的控除額の差の合計額-(個人住民税の課税所得金額-200万円)}の5%(町民税3%・県民税2%)
ただし、この額が2,500円未満の場合は2,500円とする。
控除の種類 | 金額 | 控除の種類 | 金額 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
障害者 控除 |
普通 | 1万円 | 扶養控除 | 一般 | 5万円 | |
特別 同居特別 |
10万円 22万円 |
特定 | 18万円 | |||
寡婦 控除 |
ー | 1万円 | 老人 | 10万円 | ||
ひとり親控除 | ー | 5万円 | 同居老親 | 13万円 | ||
勤労学生控除 | 1万円 | 配偶者 特別控除 |
38万円超40万円未満 | 5万円 | ||
配偶者 控除 |
一般 | 5万円 | 40万円以上45万円未満 | 3万円 | ||
老人 | 10万円 | 基礎控除 | 5万円 |
令和2年分より、配偶者控除・配偶者特別控除の適用条件が以下のとおり変更されました。の順に控除されます。住民税への適用は、令和3年度分からです。
個人住民税の所得割納税義務者が外国で所得税や住民税に相当する税が課されたときは、所得税・県民税・町民税の順に控除されます。
配当控除の対象となる一定の配当所得がある場合は、次の計算式によって算出した額が控除されます。
配当控除額=配当所得の金額×配当控除率
平成21年度分から、寄附金控除が所得控除から税額控除に変わりました。
税源移譲に伴い、所得税が減額となり、所得税から住宅ローン控除が控除しきれなかった場合、申告により次の計算式で算出した額を住民税から控除することができます。なお、給与所得者は確定申告をした年分の翌年以降の年分については、年末調整でこの控除の適用を受けることができます。
①平成26年3月末までに入居の場合 | ・・・ | 所得税の課税総所得金額等×5% (限度額97,500円) |
②平成26年4月から令和3年12月末に入居の場合 (特定取得) |
・・・ | 所得税の課税総所得金額等×7% (限度額136,500円) |
③令和元年10月から令和2年12月末に入居の場合 (特別指定取得) |
・・・ | 所得税の課税総所得金額等×7% (限度額136,500円) |
④令和4年1月から令和7年12月末に入居した場合 (特例特別特例取得) |
・・・ | 所得税の課税総所得金額等×5% (限度額97,500円) |
平成21年から令和7年までに入居された方。
所得税から控除しきれなかった住宅ローン控除額すべてが住民税からの住宅ローン控除となるわけではありません。ご注意ください。
個人の住民税は、次のいずれかの方法によって納税することになります。
事業などをしている人の場合、役場からお送りする納税通知書で納めていただきます。
納 期 |
第1期 | 6月1日~6月25日 |
---|---|---|
第2期 | 8月1日~8月25日 | |
第3期 | 10月1日~10月25日 | |
第4期 | 翌年1月1日~1月25日 |
給与所得者の場合は、給与の支払者(会社など)が役場から通知された税額を、毎月(6月~翌年5月)の給与から天引きして納めることになります。
納期・・・・・・天引きした月の翌月10日まで
平成21年10月から町県民税の年金からの特別徴収(天引き)が始まりました。
公的年金所得に係る町県民税については、年金の支払者(社会保険庁など)が年金の支払月(偶数月)ごとに天引きして納めることになっています。
4月1日現在、65歳以上である公的年金受給者で、住民税の納税義務のある方
普通徴収 (納付書または口座振替) |
特別徴収 (年金から天引き) |
||||
---|---|---|---|---|---|
上半期 | 下半期 | ||||
期(月) | 第1期(6月) | 第2期(8月) | 10月 | 12月 | 2月 |
税額 | 年税額の 4分の1 |
年税額の 4分の1 |
年税額の 6分の1 |
年税額の 6分の1 |
年税額の 6分の1 |
上半期(6月、8月)は、普通徴収(納付書や口座振替)で納めていただきます。
下半期(10月、12月、2月)は、年金から特別徴収(天引き)されます。
特別徴収 (年金から天引き) |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
上半期(仮徴収) | 下半期(本徴収) | |||||
期(月) | 4月 | 6月 | 8月 | 10月 | 12月 | 2月 |
税額 | 前年度の年金所得にかかる税額の6分の1 | 前年度の年金所得にかかる税額の6分の1 | 前年度の年金所得にかかる税額の6分の1 | 年税額から仮徴収税額を差し引いた税額の3分の1 | 年税額から仮徴収税額を差し引いた税額の3分の1 | 年税額から仮徴収税額を差し引いた税額の3分の1 |
上半期(4月、6月、8月)は、前年度の年金所得に係る税額の6分の1が特別徴収(仮徴収)されます。
下半期(10月、12月、2月)は、本年度の年金所得にかかる税額から仮徴収税額を差し引いた額の3分の1が特別徴収(本徴収)されます。
以下のような方は対象になりません。
公的年金所得のある65歳未満の方で、町県民税が給与から特別徴収されている方は、公的年金所得に係る税額も給与所得などに係る税額に合算して給与から特別徴収できるようになりました。
公的年金所得以外の所得に係る個人住民税については、普通徴収または給与からの特別徴収で納めていただきます。
住民税が算出されるまでの具体例 |
設例 家族構成夫婦子ども2人(妻子は所得無し、子どもは17歳と12歳)
前年の収支
給与収入 | 5,670,000円 |
社会保険料 | 420,000円 |
生命保険の支払額 | 100,000円 |
地震保険料の支払額 | 50,000円 |
所得金額(所得控除の表を参照)
社会保険料控除 | 420,000円 | |
生命保険料控除 | 35,000円 | |
地震保険料控除 | 25,000円 | |
配偶者控除 | 330,000円 | |
扶養控除 | 330,000円 | |
基礎控除 | 430,000円 | |
計 | 1,570,000円 | →B |
課税所得金額(A-B)
4,094,400-1,470,000=2,524,000円(1,000円未満切り捨て)
所得割額(所得割の税率を参照)
県民税2,524,000×4%=100,960円
町民税2,524,000×6%=151,440円
人的控除額の差に基づく調整控除額
県民税 1,000円
町民税 1,500円
均等割の判定
280,000×4人+168,000円+100,000=1,388,000円<4,094,400円
住民税額
県民税(100,960-1,000)+1,500=101,400円(100円未満切捨て)
町民税(151,440-1,500)+3,000=152,900円(100円未満切捨て)
森林環境税 1,000円
当該年度分の住民税 255,300円
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所属課局:税務保険課課税係担当
電話番号:0949-42-2115