鞍手町立小学校統合基本計画の改訂版を策定しました
鞍手町教育委員会では、令和5年6月に小学校統合基本計画（以下「当初計画」という。）を策定し、各小学校区で6回と全住民を対象とした1回の合計7回住民説明会を開催しました。
保護者の方々はもちろん、地域住民の方々など多くの町民の参加を得た中での住民説明会は、鞍手町で唯一の小学校となる統合小学校への町民の皆様の大きな期待に触れると同時に、この事業が鞍手町にとっていかに重要なプロジェクトであるかを改めて認識する機会となりました。
住民説明会の回を重ねる中で、当初計画全体としては概ね承認されているとの印象を持ちましたが、寄せられたご意見には、開校時期や教育環境に関するものなど、今後解決しなければならない重要な課題として、早急な検討を必要とするものもありました。
最も多く出された意見の一つとして「開校時期の前倒し」がありました。当初計画で設定した令和10年4月という開校予定は、福岡県教育委員会をはじめ、関係各所と調整したうえで、最大限前倒しした結果であるため、これ以上早めることは困難であると考えていましたが、皆様の多くのご意見を聞くことで、現在の開校予定を必ず達成しなければならないと思いを新たにしたところであり、確実性を担保するための方策の検討を進めました。
また、もう一つの意見として「工事期間中の剣南小児童の安全確保及び教育環境確保」がありました。
当初計画においては、学校利用エリアと工事エリアを明確に区分することで、十分に安全面や教育環境に配慮して工事を行うことが可能と考えており、工事期間中の体育の授業や昼休みに必要なスペースは、体育館と鞍手中学校のグラウンドを使用することを想定していましたが、子どもたちがより安全に安心して伸び伸びと学べる教育環境となることを目指して検討を進めました。
その結果、「発注方式を見直しデザインビルド方式を採用する」、「工事計画の一部を見直し仮設校舎を設置する」こととし、これらに併せた事業予算の見直しを主な内容として、基本計画改訂版を策定しました。
当初計画策定から間もないうちに改訂版を策定することとなりましたが、計画策定にご尽力をいただきました鞍手町立小学校の統合に向けたあり方検討委員会委員の皆様をはじめ、パブリック・コメントや住民説明会により貴重なご意見を賜りました町民の皆様におかれましては、改訂の趣旨及び内容をどうかご理解いただきますとともに、今後とも小学校統合について一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和6年2月
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