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鞍手町庁舎等建設基本計画の改訂版を策定しました

庁舎等建設基本計画が策定され2年の月日が経過しました。

 

庁舎等建設に関しては、前町長在任中の平成29年12月に基本計画が策定され、その後、平成30年1月臨時議会及び同年3月定例議会で設計費用を主とした庁舎等建設関連予算が上程されましたが否決となり、平成30年7月に発覚した前町長自らの官製談合防止法違反等の事件の影響もあり、その取り組みは停滞しておりました。

その後、私が町長に就任させていただいてからは、平成30年12月に町内3箇所で住民説明会を開催するとともに、住民の皆様の生の意見をお聴きするため、(仮称)まちづくり委員会(懇談会)の設置関連予算を、平成31年3月及び同年6月定例議会に上程いたしましたが、残念ながら予算化には至りませんでした。

一方で、現在の役場庁舎は、一部の棟で建築後63年が経過し耐震化も未実施で、将来、大規模な地震が発生した場合には崩壊の危険性があるため、町民の生命と財産を守る防災拠点としての役割を果たすためには建替えが急務であり、また、財源の一部として見込んでいる市町村役場機能緊急保全事業債の適用を受けるためには、令和2年度末までに実施設計に着手しておかなければならず、設計関連予算を上程する期限が迫る中、喫緊の課題である庁舎等建設をどう進めていくのか、私なりに思慮してまいりました。

 

建設地については、計画のとおり、文化体育総合施設内北側用地に建設することとしましたが、策定後の経年に伴うスケジュール、事業費及び財源の見直しのほか、町民プール及び下水の蒸発散浄化施設の廃止検討に伴い、これらの跡地を新たにゾーニングに加えることや、私が公約で掲げる総合福祉センターの存続に関連した見直しが必要であると判断しました。

見直しにあたっては、行政と議会が互いに協議検討を重ねることが重要であると考え、建設地の土地利用計画について、より具体的な平面図及び透視図を複数案作成し検討を重ね、議会で設置された新庁舎建設特別委員会においても限られた時間の中で慎重審議をいただき、11月25日には「新庁舎整備に関する提言書」により提言を賜りました。

同特別委員会に報告を行いました改訂版(案)に対しましては、石炭資料展示場の建築確認に関するご指摘をいただき、行政として、重大事故を未然に防ぐ対応を図ることができました。また、このことに起因して、再度、改訂版(案)を大きく見直すことになりましたが、同提言書の「庁舎等の配置と敷地利用」の項目に沿い、全体としても提言と同じ方向性の改訂版として整理をしているところです。

 

今回、このような形で改訂版を策定することとなりましたが、基本計画の策定にご尽力をいただきました鞍手町庁舎等建設検討委員会委員の皆様をはじめ、住民アンケート調査やパブリック・コメント等により貴重なご意見・ご提言を賜りました町民の皆様、並びに、見直しにあたり時間的な余裕がない中で慎重審議をいただきました議会議員の皆様におかれましては、改訂の趣旨及び内容をどうかご理解いただきますとともに、今後とも本町の発展のため一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。 

令和2年1月           

鞍手町長 岡  崎  邦  博

 

 

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所属課局:管財課庁舎等建設推進係担当

電話番号:0949-42-2111