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平成23年10月3日に「水道法施行規則の一部を改正する省令」が公布され、水道事業者が水道の需要者に対して、水道施設の耐震性能及び耐震性の向上に関する取組み等の状況を年1回以上、情報提供することが義務づけられました。
この改正により、鞍手町水道事業における耐震化状況について次のとおりお知らせします。
鞍手町では、安全な水を安定して供給するために、管の取替や地震災害に対する耐震化などの施設整備を進めています。
現在、鞍手町では4つの配水池と2つの加圧ポンプ室がありますが耐震診断をまだ行っていません。
そのため、耐震調査を行い、耐震化実施設計、耐震化工事を行う予定です。
【配水池施設の現状】
| 配水池施設名称 | 通称名 | 施行年度 | 主要構造 | 有効容量 |
|---|---|---|---|---|
| 4号 配水池 | 御山配水池 | 昭和44年 | RC | 576.0㎥ |
| 5号 配水池 | 荒五郎配水池 | 昭和54年 | RC | 666.0㎥ |
| 6号 配水池 | 山ノ神配水池 | 昭和54年 | PC | 506.7㎥ |
| 7号 配水池 | 猿喰配水池 | 昭和54年 | PC | 1,330.0㎥ |
| 室木加圧ポンプ室 | - | 昭和54年 | ブロック | 5.0㎥ |
| 六反田加圧ポンプ室 | - | 昭和61年 | RC | 71.0㎥ |
平成23年度に竣工した高度浄水施設整備事業により新規築造した施設は耐震化されていますが、それ以外の施設については、耐震調査を行い、耐震化実施設計、耐震化工事を行う予定です。
【浄水場施設の現状】
| 浄水施設名称 | 施行年度 | 備考 |
|---|---|---|
| 管理棟 | 昭和54年 | |
| 1系着水井・フロック形成池 | 昭和44年 | |
| 1系薬品沈澱池・混和池 | 昭和54年 | |
| 1系ろ過池 | 昭和54年 | |
| 1系脱臭室(脱臭タンク含む) | 昭和54年 | |
| 2系薬品沈澱池・混和池 | 昭和44年 | |
| 2系脱臭室(脱臭タンク含む) | 昭和54年 | |
| 2系浄水池 | 昭和44年 | |
| 2系急速ろ過機 | 平成23年 | 耐震化施設 |
| 薬品・電気・空気源室 | 平成23年 | 耐震化施設 |
| 排水池 | 平成23年 | 耐震化施設 |
| 前処理ろ過水槽 | 平成23年 | 耐震化施設 |
| 汚泥濃縮槽 | 平成23年 | 耐震化施設 |
| 移動型多段式汚泥乾燥装置 | 平成23年 | 耐震化施設 |
| 浮洲取水場 | 昭和44年 |
地震時における水道管漏水の多くは、管と管を繋ぐ継手が外れることです。そのため、地震により継手が外れることを防ぐことで耐震性を有する事ができます。現在、耐震管として採用している管は、水道配水管用ポリエチレン管(融着継ぎ手)、ダクタイル鋳鉄管(NS管、GX管)等です。
本町においては、φ75㎜以上の老朽化した配水管の更新や新たに管を布設する場合、耐震性を有するNS管を採用しています。
【令和4年度末の耐震化状況】
| 総配水管延長(m) | 耐震管延長(m) | 耐震化率(%) | |
|---|---|---|---|
| 水道管(75㎜以上) | 89,041.5 | (4598.3) 34,771.7 |
(6.48) 39.05 |
| 上記の内、幹線管路 | 16,154.4 | (1253.7) 5,776.3 |
(7.76) 35.76 |
*耐震管延長には、耐震適合性がある管を含む。
表中( )は、NS及びGX管の数値。
【鞍手町で使用可能な耐震管】
| 一般継手 | K型 | φ75 ~ 350 |
|---|---|---|
| 伸縮離脱防止型 | NS型 | φ75 ~ 350 |
| GX型 | φ75 ~ 350 | |
| ポリエチレン管(EF接合) | φ50 ~ 200 |
所属課局:上下水道課上水道工務係
電話番号:0949-42-2919