中山不動尊写真

中山不動尊

国指定重要文化財中山不動尊なかやまふどうそん

解説

明治36年高村光雲(注1)によって認められた仏像。

左の写真中央にある本尊の歴史は不明ですが、神仏習合(注2)の信仰による、八剣神社との関連が考えられます。

平安時代後期の作と思われる本尊は、虫による被害や傷などで形が崩れており、歴史の流れを感じさせますが、力強い怒りの顔つきに堂々とした迫力があります。

両脇の二童子は優雅な曲線の造形で、中央の本尊と両脇の二童子の三体が一つに調和した美しさがあります。

(注1)明治時代の日本を代表する彫刻家。作品には「老猿」「西郷隆盛像」などがある。『智恵子抄』の著者高村光太郎の父

(注2)日本固有の神の信仰と外来の仏教信仰とを融合・調和するために唱えられた考え